問:JPCERTコーディネーションセンターの説明はどれか。

ア.産業標準化法に基づいて経済産業省に設置されている審議会であり,産業標準化全般に関する調査・審議を行っている。

イ.電子政府推奨暗号の安全性を評価・監視し,暗号技術の適切な実装法・運用法を調査・検討するプロジェクトであり,総務省及び経済産業省が共同で運営する暗号技術検討会などで構成される。

ウ.特定の政府機関や企業から独立した組織であり,国内のコンピュータセキュリティインシデントに関する報告の受付,対応の支援,発生状況の把握,手口の分析,再発防止策の検討や助言を行っている。

エ.内閣官房に設置され,我が国をサイバー攻撃から防衛するための司令塔機能を担う組織である。

[この問題の出題歴]
応用情報技術者 H27春期 問40
ST・SA・NW・SM・SC R3春季 問14

正解


解説

JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、インターネットを介して発生する侵入やサービス妨害等のコンピュータセキュリティインシデントについて、日本国内のサイトに関する報告の受け付け、対応の支援、発生状況の把握、手口の分析、再発防止のための対策の検討や助言などを、技術的な立場から行なっています。
特定の政府機関や企業からは独立した中立の組織として、日本における情報セキュリティ対策活動の向上に積極的に取り組んでいます。

引用元:JPCERTコーディネーションセンター「JPCERT/CCについて」 https://www.jpcert.or.jp/about/

ア:

産業標準化法に基づいて経済産業省に設置されている審議会であり,産業標準化全般に関する調査・審議を行っている。

日本産業標準調査会(JISC)の説明です。

イ:

電子政府推奨暗号の安全性を評価・監視し,暗号技術の適切な実装法・運用法を調査・検討するプロジェクトであり,総務省及び経済産業省が共同で運営する暗号技術検討会などで構成される。

CRYPTRECの説明です。

ウ:

特定の政府機関や企業から独立した組織であり,国内のコンピュータセキュリティインシデントに関する報告の受付,対応の支援,発生状況の把握,手口の分析,再発防止策の検討や助言を行っている。

正しい。JPCERT/CCの説明です。

エ:

内閣官房に設置され,我が国をサイバー攻撃から防衛するための司令塔機能を担う組織である。

NISC(内閣サイバーセキュリティセンター)の説明です。

Last modification:April 28, 2021
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