カンボジアにおける日本語教育は、1959 年から1973 年まで王立プノンペン大学で行われていたが、それ以降は中断されていた。1991 年頃から日本語教育そのものは、民間ボランティアによって再開されたが、青年海外協力隊の日本語教師派遣が始まったのが1993 年のことである。
現在日本語教育が行われているのは、プノンペンやアンコールワットなどの遺跡群があるシェムリアップ州などである。また、日本語学習者の数は、非公式な調査だとしながら、「初・中等教育で991 名、高等教育で701 名、学校教育以外で998 名」(2009 年国際交流基金調査)と伝えている。
1997 年7 月プノンペンでの武力衝突で観光客が激減したが、それ以降は再び、増加傾向にある。それに伴って、徐々にではあるが、観光関連の分野を中心に日本語に対する需要は高まりつつあるようだ。

Last modification:March 12, 2020
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