1975 年(昭和50 年)当時の南ベトナムの首都サイゴン陥落後、インドシナ諸国(ベトナム、カンボジア、ラオスなど)から多数の難民が発生し、日本も一部を受け入れることになった。外務省は1979 年(昭和54 年)に兵庫県姫路市、翌年に神奈川県大和市に定住促進センターを開設した。インドシナ難民の日本語教育は、資本主義社会の制度や約束事と無縁に暮らしてきた人たちを相手にするため、ことば以前の壁が厚く、教室内の語学学習のみならず生活指導や職業訓練を含めた日本語教育が重要な課題になった。
Last modification:March 12, 2020
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